シーシェルの感想|業務スーパーのチョコレート
業務スーパーで売っている「チョコレート シーシェル」の感想です。
コスパの良さが一部で話題になっていますが、個人的にはナシ。たぶん、もう買わない。
その理由を書きつつ、良い点も探ってみました。
業務スーパーは安い
業務スーパーが安いのは、書くまでもない気がしますが、その辺は後述。
「チョコレート シーシェル」のコスパが良いと書きましたが、具体的な値段は上のレシートの通り。
344円でした。
プリントされている文字は「チョコレートシーシ」までですが、これが「チョコレート シーシェル」です。
※ レシートにある「株式会社オーシャンシステム」は、新潟、秋田、山形、宮城、福島、茨城、群馬、長野、富山で、業務スーパーをフランチャイズ展開している会社です。
よく業務スーパーで買うもの
一緒に買ったのは、リッチショコラケーキ、ミルクチョコレート、超辛いか姿フライ。
ミルクチョコレート以外は、何度か購入しています。リッチショコラケーキなどは、291円で結構な量があるので、コスパが良いと断言できます。
ただ、続けて食べると「飽き」が来るので、“少しずつ切って食べるなら”という条件付きで。
業務スーパーが安い理由
業務スーパーを運営しているのは、株式会社神戸物産。シーシェルでは、輸入者として名があります。
神戸物産の事業概要には、『海外での商品開発やその自社輸入、及び国内自社工場での商品開発。また、それらの商品の加盟店への供給』とあるので、それ自体は珍しくありません。
1.業務スーパーをはじめとした小売店や、ビュッフェレストラン、惣菜店などを直営及びフランチャイズ本部、エリアフランチャイズ本部として運営。また、その加盟店への経営ノウハウの指導や援助。
2.海外での商品開発やその自社輸入、及び国内自社工場での商品開発。また、それらの商品の加盟店への供給。
公式サイトの説明を借りれば、既存の流通では「製造工場」→「輸入商社」→「問屋」→「小売店」→「お客様」ですが、神戸物産だと「輸入商社」「問屋」の中間業者を削除できるので安いのだとか。
こういう説明を見ると、個人的には並行輸入の流れを思い出します。
業務スーパーで冷凍野菜を見ると、XX産が多かったので「安かろう悪かろう」と思ってましたが、いろいろ食べていると「アタリ」と「ハズレ」があるような気がしてきます。
『世界に350を超える協力工場を持ち、「世界の本物を直輸入」をコンセプトに、世界各国から仕入れた本場の商品を提供』しているらしいので、扱う商品の全部が全部アタリとはいかないでしょう。
上のリンク先では、輸入国数 約40ヵ国。直輸入は約1,200アイテムといった情報が見られます。
チョコレート シーシェルの感想
前置きが長くなりましたが、「チョコレート シーシェル」の感想です。
まず、箱を開けて思ったのは、食欲をそそられないということ。
色合い的に、美味しそうに見えないのが大きい……。まぁ、私個人が貝嫌いってこともあるんですけど。
黒っぽいのと、白っぽいのがありますが、たぶん中身は同じ。
見た目が貝殻だけあって、貝合わせをするように、上と下のパーツをくっつけて、1つのチョコレートにしている感じです。
チョコの切断面
切断面を見ると、貝殻の型に流し込んで固めた後、それをくっつけたのが想像できます。あとでチョコを流し込んだ形跡も、型と分離している感じから窺えます。
接着面で切る
「貝合わせをするように」と書かれてもピンと来ない人向けに、接着面と思しき箇所で切断してみました。
何となくでも、おわかりいただけたでしょうか?
ちなみに、チョコレートを作るときに使う金型のことを「モールド」と言いまして、ベルギーにおけるプラリーヌ製造の特徴と言われています。対して、フランスでは中身を完成させてから、チョコレートを上掛けするので、金型は使いません。
その辺のことは、下記リンク先にて。
甘さがパンチする
また余計なことを書いてしまいましたが、味の感想を。
まず、チョコレートの中心部分は、外側よりも柔らかくてクリーミー。300円台で売っているチョコの中では珍しい食感です。
でも、心地よさが無い。
滑らかな舌触りですが、妙な違和感を覚えてしまう……。
噛み終わったところで、甘さがパンチしてくるかのように、喉に砂糖の刺激が押し寄せます。この甘さという物理攻撃があるので、続けて食べるのが辛い。
少し間を置くと、さっきまでの甘さが嘘のように引いて、もう1個はいけるかもという気分になります。そして、もう1個食べると、やっぱり甘さがパンチしてくる……。
食べ終わっても、特に満足感が無い。それが「もう買わない」と書いた理由です。
薄い箱
どこかのサイトで「高級感のある箱」とあったので、「どこが?」と突っ込みたくなりました。だって、薄いんだもの。
比較のために、他商品の箱を並べてみました。どれも被せる側で、底の方ではないです。
箱は外側から順に、資生堂パーラーのショコラヴィオン、シーシェル、リンツ スイスラグジュアリーセレクション、キットカット サブリム ボルカニックとなっています。
厚みがない紙箱なので、高級感は無いです。300円台の商品に高級感って、どこまで持ち上げる気だろう。そう思ったというだけの話。
まとめ
シーシェルチョコは、ノルウェー、グアム、オーストラリアなどのお土産品としても見かけます。
シーシェルチョコで検索すると、そっくりなものがたくさん出てきます。まるで、フランク・ミュラーのパチモン時計のように。
どうして、こんなに貝が好きなのか。みんな、ギリアンを真似たいのか。
私には理解できませんが、このチョコは もういいです……。
それは私には合わないというだけの話で、家族に食べてもらったところ、「自分には、ちょうどいい」と言われました。まぁ、そんなものですよね。人の好みって……。
そう考えると、口コミや評判を気にするのは、自分が好きになれるものを知る機会を減らしているようにも思えます。
なお、個人的に好きな業務スーパーのチョコレート商品は、次の通り。