バンホーテン ピュアココアの感想

バンホーテン ピュアココア

「バンホーテン ピュアココア」の感想です。

カカオ豆について調べていたところ、コンラート・ヴァン・ホーテンの名を目にし、購入してみました。

彼が、油脂が浮いて飲みにくかった時代のココアを変えた話は、下記リンク先にて。余分な脂肪分を取り除く「脱脂」と、酸味と渋みを中和する「アルカリ処理」について書いています。

ココア

ココアの語源

ココアが食べ物だったら、普及しなかった? その可能性が高い理由も。

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お湯に溶かして飲んだ感想

お湯に溶かしたピュアココア

スプーン2杯ほどのココアを、お湯で溶かしたのが上の写真。

何度か飲んでいますが、ダマになりやすいですね。溶かしたつもりでも、底に濃いのが沈殿しているのがお約束。

味は「ココアだな」って感じ。底に溜まったのを舐めると、より濃厚なココア成分を感じます。

「Hershey's(ハーシーズ)」のココアと比較すると、こっちの方が味が濃いです。

※「Hershey's」と書いて製品表記は「ハーシー」なんですけど、このページでは「ハーシーズ」で統一しています。

Hershey's cocoa

Hershey's cocoaの感想

バンホーテンのココアとの比較も。

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濃さの理由

バンホーテンのココアバターの含有量

濃さの理由として、単純にココアパウダーの違いがあるでしょう。

製法以前に、ココアバターの含有量が違います。こちらは22~24%で、ハーシーズは11~13%なので。

バンホーテンの製法は、いわゆるダッチプロセス。対して、ハーシーズはアルカリ処理が無いブロマプロセスだと聞きました。

酸性が強いカカオ豆にアルカリを加えることにより、パウダーを中性に近づけ、極めてまろやかで飲み心地のよいココア パウダーの製造をも可能にしました。このアルカリゼーション工程は、「ダッチ プロセス」と呼ばれ、現在も世界のスタンダードとして広く採用されています。

引用元:バンホーテンの歴史 | バンホーテン ココア ブランドサイト | 片岡物産

 

ミルクに溶かして飲んだ感想

ミルクに溶かしたピュアココア

缶に『おいしいココアの作り方』と題し、レシピが載っていたので、その通りに作ったのが上の写真です。

こぼれそうだったので、少し飲んだ後に撮影したせいか、よく見ると その跡が……。

個人的に、温めたミルク自体が苦手なので、それを引きずった感想になりますが、「ちょっと苦手な甘さかも」というのが正直なところ。

それでも、同じようにミルクに溶かしたハーシーズのココアよりは、飲みやすかったですね。まぁ、向こうのレシピは“水を入れる”という選択肢が無いので、その辺が飲みやすさになっただけかも。

 

おいしいココアの作り方

おいしいココアの作り方
  • 手鍋にココア約4g、砂糖1~2杯を入れる
  • 水か、冷たい牛乳を10ml入れる
  • 中火にかけ、140mlの牛乳を少しずつ加える
  • 沸騰直前で、火からおろす

ココアや砂糖は、お好みで調整とのこと。

水か冷たい牛乳を10mlのところは、水を選択しています。

 

まとめ

ココアパウダー

ハーシーズより、味が濃い。その一言に尽きます。

バンホーテンはアルカリ処理をしているので、「純粋なココアを楽しみたいなら、ハーシーズ」という意見も目にしますが、飲んでも「アルカリ処理してるな」とは思いません。わからないですって……。

製菓用のココアパウダーが欲しい人は、下記リンク先を……。

ヴァローナ「カカオパウダー」

ヴァローナ「カカオパウダー」の感想

お菓子やパンなどに使われる最高級ココアパウダー。細やかな粉末。

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