マヤカカオの感想
ローストしたカカオ豆「マヤカカオ」の感想です。販売者は、株式会社GOROCUBA。まずは、その会社の話から。
株式会社GOROCUBA
株式会社GOROCUBAは、神奈川県藤沢市に本社がある会社です。パッケージ裏の販売者住所は、営業所がある香川県小豆郡になっています。代表は、片山 吾郎さん。
会社の公式サイトに行けば、片山さんが東日本大震災で職を失い、マヤカカオを販売するまでの経緯が見られます。
2011年3月11日の東日本大震災で職を失い、この機会と以前から憧れていたキューバへ旅に出る。キューバの東の果てバラコアで、チェ・ゲバラが栽培を推奨して現在へ至るカカオと出会い、自然界屈指の抗酸化作用を持ち、なおかつ人を幸せにする成分を含むことを知り、今の日本に必要なものはこれと絶望の出国から大志を抱き帰国、株式会社GOROCUBAを設立。しかしキューバ大使館仲介の下、輸入を試みるが全くうまくいかず、職、土地を転々とし瀬戸内海は小豆島に流れ着く。
2015年の暮れ、隣島の豊島で新婚旅行中のメキシコ人夫婦と出会い、メキシコはカカオ発祥の地と知り、彼らを頼りにメキシコへ旅立つ。より高品質のカカオを求め、現地での情報収集の末、グアテマラとの国境地帯、チアパス州は高地ジャングルの生産地にたどり着く。
マヤカカオの作り方
パッケージ裏の説明文によれば、収穫したカカオ豆をバナナの葉でくるみ、発酵させた後に天日干しとあります。
これは、伝統的な発酵方法ですね。下記リンク先で、発酵させる理由なんかを書いていますので、気になる人は読んでみてください。
マヤカカオの味わい
「チョコレートとは一味違うカカオ豆そのままのおいしさ、力強さを味わってください」と書かれていたので、そのまま食べてみました。
固いです。
そして、豆でした。
チョコレートから連想する要素は少なく、パリポリ食べる感じの豆。でも、噛むとカカオ特有の苦味が広がり、不思議と落ち着きます。
苦味の次に感じるのが、渋み。渋くても、不快感はありません。
「これが、カカオのポリフェノールか」って気分。
ローストしたカカオ豆の食べ方
個人的には、一服するような感覚で、そのまま1粒1粒を食べるのがベターな気がします。
ただ、この苦味と渋みを和らげたいという人もいると思い、他の食べ方を考えてみました。
例えば、カカオ豆を砕いたカカオニブが商品化された「オーガニックカカオニブス100%」では、以下のような食べ方が提案されています。
- ドライフルーツやナッツと一緒に
- シリアルやヨーグルトに混ぜて
このカカオニブも、味わい的にはマヤカカオに似ているので、参考になるでしょう。
なお、「オーガニックカカオニブス100%」には、1日25gを目安に摂取とあります。
チーズと一緒に
余談ですが、最初にマヤカカオを食べたとき、そこまで苦くないと思っていたので、何粒か同時に口に入れて「おぉ、これは苦い」と驚きました。
そのとき、苦味を中和するものが欲しくなり、冷蔵庫にあったチーズも口の中へ。なんか、いい感じになったのを覚えています。カカオ豆とチーズ、相性は悪くないでしょう。