ショコラマダガスカル「ローストホールカカオビーンズ」の感想
ショコラマダガスカル「ローストホールカカオビーンズ」の感想です。
「ショコラマダガスカル」は、ロベール社のカカオ関連商品に付く名称。
ロベール社の前身は、フランス人のロベール夫妻が始めたチョコレート屋ロベール。1937年に、レユニオン島から夫妻が移住してきたらしいので、創業年は そのあたり。
マダガスカルは、アフリカ南東部沖に浮かぶ巨大な島国。このマダガスカル島のカカオ豆を100%使用し、70年以上 作り続けているのがロベール社。スペルは「Robert」ですね。
上記リンク先で、『「公正」な取引に「フェアトレード」がさけばれるずっと以前からロベール社は取り組んでいます』とあるので、ここもフェアトレードと思いきや、その上を行くレイズトレードと呼称。
一般的なフェアトレードチョコレートは、最終的な製品のわずか3~5%の利益にしかならないといわれています。ロベール社は、加工から商品化まで全ての工程を行うため、100%国内に利益が落ち、これをレイズトレード「Raise Trade」と呼びます。
でもって、「Bean-to-Bar」じゃなく「Tree-to-Bar」だと、先を行く姿勢をアピール。
さらには、ショコラマダガスカル ファインダークチョコレート 100% が、「Academy of chocolate(アカデミーオブチョコレート)」で金賞を受賞したと、受賞歴まで書かれています。
Tree to Bar
GOLD
Chocolat Madagascar CHOCOLAT MADAGASCAR – 100% COCOA
とはいえ、このページ取り上げるのはチョコレートではなく、ローストしたカカオ豆。同タイプの商品には、マヤカカオがあります。
ローストホールカカオビーンズ
「ホール」は、丸ごとのホール。ホールケーキと同じスペルです。
直訳すれば、「炒った丸ごとカカオ豆」ですかね。
外皮について
「外皮」付きなので、説明にある通り、苦手な人は剥いて食べることになるでしょう。
カカオ豆の外皮はハスクやシェルと呼ばれ、チョコレートとして食す場合は、含まれない箇所になります。「胚芽(ジャーム)」も除かれているはず。
チョコレートに入っているのは、「胚乳(ニブ)」だけ。そう、カカオニブです。そのことは、下記リンク先にある「加工プロセス」で触れています。
社会福祉法人きょうされんリサイクル洗びんセンター
販売者の有限会社アフリカンスクエアーは、わかります。アフリカ専門輸入販売会社が、カカオ豆を輸入・販売しても何ら不思議ありません。
聞き慣れないのは、加工者名にある社会福祉法人きょうされんリサイクル洗びんセンター。
こちらは、昭島市の障害者向けサービス&支援組織。リサイクル洗びんセンターは、びんのリユースで環境保全に取り組んでいるところらしいです。
ローストホールカカオビーンズの感想
いろんな形の豆が入っていて、色も濃かったり、少し薄かったりします。
食べてみた感じとしては、前に食べたマヤカカオに近い印象。ただ、こちらの方が渋味は弱いかも。
個人的には外皮も食べる派なので、剥く人の気持ちはわかりませんが、マヤカカオに比べれば外皮に厚みがないので、食べやすいような……。
前に、身内にマヤカカオを渡したら、「これって、このまま食べて平気なの?」と疑問に思われました。結局、説明するまでもなく外皮を剥かれ、外皮はポイッ……。
カカオ豆の切断面
マヤカカオに比べると、こっちは楕円形。潰れたような印象ですね。
噛むと、独特の渋味が広がります。発酵した何かを摂取して、エネルギーを充てんした気分に……。
まとめ&口コミ
一言でいうなら、少し薄味になったマヤカカオですかね。
ショコラマダガスカルの口コミに関しては、販売者である「有限会社アフリカンスクエアー」が運営するショップ、「MANGOROBE/マンゴロベ」の評価が参考になるでしょう。
下記リンク先は「MANGOROBE」の口コミのページですが、そこから販売しているショコラマダガスカル商品のレビューにも移動できます。
⇒「MANGOROBE/マンゴロベの口コミ 」を見る