カーラ「フィノデアロマ ダークチョコレート」の感想
カーラ「フィノデアロマ ダークチョコレート」の感想です。
「Carla」のサイトでは「FINO DE AROMA 71% dark chocolate」と表記されている商品になります。チェコの会社なので、普通に見るとチェコ語。
某ショッピングモール内にあるカルディコーヒーファームにて、324円で購入。
商品名にある「フィノデアロマ」は、国際ココア機関ICCOが定義するファインカカオの中でも、とりわけ芳醇な香りと風味を併せ持つカカオのことらしいです。パッケージにそうあるので。
輸入者は、株式会社オーバーシーズ。「シモン・コール 85%カカオ」も、この会社でしたね。
箱の中身と味
フィノデアロマは、伊達じゃない。
袋から出すと、高級そうな香りが漂います。いわゆるチョコレートの匂いですが、「薫り高い」という表現がすぐに浮かぶような香りです。
表面にはカカオの線画が彫ってあって、その細かさに目を見張りました。
切断面
少し力を入れると、パキッと折れます。割りやすいですね。
味は、突出した何かが無いビターなチョコレート。苦すぎるわけでもなく、甘さが強いわけでもない。上品なビターさと、なめらかな溶け具合。そんなチョコレート……。
まとめ
最大の味わいは、その香りにあるチョコレート。
個人的には、そんな印象ですかね。
改めて「フィノデアロマ」や「ファインカカオ」を調べると、Bean to Barメーカーで使われているとか、そういうのが出てきますね。
国際ココア機関ICCOの定義としては、カカオ豆は「ファインまたはフレーバー」と「バルクまたは通常」に区分されるようです。前者がクリオロ種やトリニラリオ種、後者がフォラステロ種の木から生産された豆という分け方ですね。
品種の特徴は、『カカオの品種と歴史』のページをご参考に。
ただ、同じ品種であっても、栽培地域によっては例外がある模様。
カーラ「フィノデアロマ ダークチョコレート」のカカオ豆は、コロンビア原産。カカオの産地としては、あまり見ない国ですかね。
コロンビアの「ファインおよびフレーバーココアとして分類された国の総輸出のシェア」は、95%となっています。
ミルクチョコレート
ミルクチョコレートも買ったので、付け足し。
こちらも324円で、価格は同じ。
ダークチョコレートと形は同じですが、色が薄いですね。
原材料
カカオ32%と、ダークチョコレートに比べると、39%ダウンしています。
原材料は、砂糖、ココアバター、全粉乳、カカオマス、脱脂粉乳。あとは添加物。
全粉乳&脱脂粉乳in、ココアパウダーoutという違い。材料名の順を見ればわかりますが、砂糖が多くなり、カカオマスの割合が減っています。
切断面
より甘く、ミルキーになった。ひとかけらなら普通に甘い、一気に食べると水あめ級の甘さ。
おそらくは、見た目通りの変化でしょう。