Nico chocolaterie ボンボンショコラの感想

Nico chocolaterie ボンボンショコラセット

福岡県小郡市にあるチョコレート専門店「Nico chocolaterie」のボンボンショコラの感想です。

正確には「ボンボンショコラセットB」で、18個入りの「C」や、36個入りの「コンプリートBOX」もあります。どれも「ふるさと納税」の返礼品として用意されているものです。

ショップのサイトアドレスは「http://nico-chocolat.com/」ですが、見に行ったときは「ただいま更新中」の表記があり、作りかけみたいな状態でした。

 

外装と保存方法

風呂敷と箱

クール便で届いた箱を開けると、まずはショップの紙袋が目につきます。その紙袋の下には、エアパッキンに包まれた風呂敷包み。その風呂敷を広げると、ようやくチョコレートの箱が出てきます。

保存方法

保存方法は、直射日光を避けて15℃前後で保存とあります。別の紙には、ショコラの保存は16~22℃、湿度は40~60%が適しているとあります。冷蔵庫の冷蔵室で3~6℃くらいなので、なかなか難しい温度設定ですね。

冷蔵庫の温度は、日本工業規格で定められているそうです。冷蔵庫内の場所単位で決まっていて、例えば野菜室は下記の通り。

野菜室 特定冷蔵室の中で、0℃~+16℃の温度帯の室。

引用元:JIS C 9607:2015 電気冷蔵庫及び電気冷凍庫

冷蔵庫よりワインセラーの方が、保存に向いてそうですね。

 

チョコレートの感想

先に全体的な印象を書いておきます。

チョコレートを切ると、表面が薄くて、中の感触が違ったので、「あっ、これはフランスの製法だ」と思いました。

中身を完成させてから、チョコレートを上掛けするというものです。ベルギーのような金型に流し込むタイプではないので、表面が厚くならずにパリッとしている。そんな感じ。詳しくは、下記リンク先で。

板チョコ

チョコレートの歴史

ジョセフ・フライによるチョコレート固形化と、クエーカー教徒の話。

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ショップのサイトに行くと、店主の矢ヶ部直樹さんの経歴があり、そこにはフランス国立製菓学校の修了証の写真もありました。

フランスのヴァローナ社のチョコレートを使用しているので、全体的に納得の結びつきですね。

ヴァローナ社と言えば、ル・コキヤージュのガトーショコラも そうでした。

テリーヌドゥショコラ

テリーヌドゥショコラの感想

モンドセレクション最高金賞を受賞した高級カカオ使用の半生系ガトーショコラ。

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ミントの感想

ミント

フレッシュミントのガナッシュ。ブラックチョコレートコーティング。

ミントの切断面

噛めば広がるミントの匂いに、庭に生えてるミントを思い出さずにはいられない。そのくらい「草」を感じる風味でした。

 

ミルクの感想

ミルク

マイルドでミルキーなミルクチョコレートガナッシュ。ミルクチョコレートコーティング。

ミルクの切断面

なめらかな食感と、喉に来る甘さ。実にクリーミー。

 

抹茶の感想

抹茶

京都宇治田原の本抹茶のガナッシュ。ブラックチョコレートコーティング

抹茶の切断面

思っていた抹茶と違うけど、確かに抹茶だなと思える風味。抹茶の渋味より、茶葉が持つ酸味を感じます。

 

ノワゼットの感想

ノワゼット

イタリアピエモン産(ピエモンテ産?)のヘーゼルナッツの自家製ジャンドゥジャ。ミルクチョコレートコーティング。

ノワゼットの切断面

切ろうとすると、バキッと割れるほどの硬さがあるチョコレート。二層になっていて、上はグミっぽい食感。喉に来る甘さ。

 

キャラメルサレの感想

キャラメルサレ

キャラメル風味のガナッシュとフランスの粗塩。ミルクチョコレートコーティング。

キャラメルサレの切断面

表面より中が柔らかい。クリーミーな味わい。キャラメルっぽさは感じなかった気が……。

 

ティミュットの感想

ティミュット

ネパールのフルーティーな胡椒、ティミュットで香り付けしたガナッシュ。ブラックチョコレートコーティング。

ティミュットの切断面

インド・ネパール系のカレー屋で味わったような風味が入っているけど、それが何かは思い出せない、そう書いた後に説明を読んで知る。そうか、胡椒なんだ。

 

ダージリンの感想

ダージリン

ジュンパナ農園限定の茶葉を使用したミルクガナッシュ。ミルクチョコレートコーティング。

ダージリンの切断面

切った感触は、ねっとり。キャンディーからチョコレートに転職したような食感。茶葉の風味は、後から広がる。

 

ビターの感想

ビター

ヴァローナのハイカカオチョコレートグアナラのガナッシュ。ブラックチョコレートコーティング。

ビターの切断面

表面のチョコレートがパリッとしていて、中は少し液体に近づいた固体といった具合。噛むと、じわっと広がる苦味と甘み。味わいにしつこさがないので、後味がいい。無難だけど、チョコレートとしては、これが一番好き。

 

シャーリーズの感想

シャーリーズ

さっぱりとキレのあるジンを効かせたレモンのガナッシュ。ブラックチョコレートコーティング。

シャーリーズの切断面

この詰合せセット、最大の驚き。言うなれば、チョコレート・カプセル。中には、トロッとした酸っぱい液体が……。

シャーリーズの裏側

特徴的な見た目ですが、それは底にも言えます。化学式にショップのマーク。梅鉢っぽい家紋が、ショップのマークです。この底、硬くて切れませんでした。

 

オレンジの感想

オレンジ

フレッシュオレンジのスッキリしたガナッシュ。ブラックチョコレートコーティング。

オレンジの切断面

ねっとり感があるチョコレート。表面に付いているのは、オレンジのグミっぽい。

 

まとめ

メニュー表

いやぁ~、楽しかった。

「これ、どんな感じかな」とワクワクして食べたので。

上の画像を見ての通り、種類が見分けやすいよう、形に工夫がされています。ちょっとだけ表面が波打っているとか、その波の形が違うとか、そんな感じで。その辺も、良かったと思います。

一覧を見ると、コンプリートBOXで、全部 味わいたくなりますね。