テリーヌドゥショコラの感想|ル・コキヤージュのガトーショコラ
フレンチカフェレストラン「神楽坂 ル・コキヤージュ」のガトーショコラ、テリーヌドゥショコラの感想です。
店舗で食べたのではなく、通販サイトで購入したのを食べた感想になります。店舗では、「世界最高峰のヴァローナのチョコレートテリーヌ」が、一切れ800円で提供されています。
まぁ、ランチが2,500円から4,000円。ディナーが5,000円から8,000円のレストランなので、安く感じてしまいます。ちなみに、通販でテリーヌドゥショコラを買うと4,000円。
Googleのクチコミを見ると、「リーズナブル」「お手頃」と書かれているので、コース料理を食べ慣れている人からすれば、そうなのでしょう……。普段はワンコインのランチでも、たまには こういうところで食べたいものですね。
テリーヌドゥショコラの大きさ
テリーヌドゥショコラを箱から出すと、写真のような感じです。
紙が付いていますが、おそらくは素材を流し込み、焼き上げるときから付いているのでしょう。
焼き加減は、178℃で12分。ミディアムレアと、公式サイトにありました。
持つと、ずっしりとした重みがあり、見た目以上の重量感があります。
箱を開けた時点でチョコレートの香りが漂いますが、市販のチョコレートとは少し違う匂いです。
紙幣との比較
大きさは一万円札と同じくらいなので、実際に手に取ると小さく感じるかも。
商品ページに、縦9.5cm×横4.5cm×高さ3.0cmと書かれていますが、明らかに それよりも大きい……。一万円札の大きさは、縦7.6cm×横16.0cm。商品は長い方が縦なので、縦横を逆にすると比較しやすいかも。
モンドセレクション最高金賞
テリーヌドゥショコラは、モンドセレクション最高金賞を受賞しています。
モンドセレクションは、言わずと知れたアレ。でも、意外と知らないこともあるのでは ないでしょうか?
例えば、最高金賞と金賞の違い。食品部門のほかに、何があるのか。審査基準は、どうなっているのか。その辺を少しだけ次項で解説します。受賞確認をしたい方は、下記リンク先をチェック。
⇒「Terrine de Chocolat」の受賞ページへ移動
賞の種類
- 銅賞:平均得点が60点~69点
- 銀賞:平均得点が70点~79点
- 金賞:平均得点が80点~89点
- 最高金賞:平均得点が90点~100点
最高金賞と金賞の違いは、点数です。
上記を見ての通り、最高金賞と金賞では10点の開きがあります。
採点は、最少8名の専門家で構成される審査員会が行います。この最少8名は部門単位の話。モンドセレクション全体で見ると、毎年80名以上の専門家が集められ、膨大な数の製品を採点しています。
2019年度の応募は2,948点で、参加国は90ヵ国、賞が贈られた企業は1,043社。何点も応募する企業が多いのは、応募費用の関係でしょう。応募商品が2点以下の場合と、3点目以降では費用が違うので。
例えば、食品部門の場合だと1商品につき1,200ユーロかかりますが、3点目以降だと1,050ユーロになります。ただし、詰め合わせ商品は別。
他部門の費用は、公式サイトの「登録手順」⇒「登録フォームと登録条件」にあるPDFファイルで確認できます。
部門と審査
- 食品
- ダイエット&ヘルス
- 化粧品&トイレタリー製品
- ビール、水&ノンアルコール飲料
- スピリッツ&リキュール
- インターナショナル ワインコンテスト
- タバコ(2020年度から)
部門は上記の通り。この中で特異なのは、インターナショナル ワインコンテストです。
他部門は他の製品と比較しませんが、こちらはコンテストなので、他の応募製品と比較して受賞製品を決めています。
それ以外の部門は、製品の種類によって評価基準は異なりますが、受賞数に制限がありません。
食品部門であれば、実際に食べたときの味、香味、食感、風味、口内感覚。成分や成分に関する表示の明確さ、パッケージ、調理のしやすさ、使用説明といった製品の品質に対する全体的な分析で評価されます。
評価シートが導入されてからは、各項目のスコアが明示されるようになったので、それを公開している製品もあります。下の引用文は、その一例。
※ ここ数年で、審査方法は変化しています。
『瞬間をとめた苺』
パッケージ:91.00
見た目:86.20
風味:86.80
香味:87.20
後味:87.80
食感・口あたり:87.60
調和感・全体的評価:87.60
引用元:モンドセレクションの商品評価が点数化 食品などの3部門では官能審査によるコメントまで公開|モンドセレクション食品菓子飲料専門公認エージェント Foods R&D
パッケージは、開けやすさなども評価されていました。
引用元は、申請代行業者のサイトです。応募書類は英語で書かないといけませんし、審査団体に商品のサンプルを送る必要があるので、英語が苦手な人にはハードルが高いせいか、こういった申請代行業者は少なくありません。
申請代行業者は、モンドセレクションの公式サイトに、サポート業社として紹介されているので、利用したい方は そちらが参考になるかも。
テリーヌドゥショコラをカット
話をテリーヌドゥショコラに戻し、まずは切るところから。
切り方は、チラシに載っていたので、そちらを参考にしました。まぁ、テリーヌ ドゥ ショコラ オ 抹茶のチラシなんですけどね。
- 熱湯でナイフを温め、水分を拭き取る
- 前後に動かさず、ゆっくり静かに刃を下ろす
- ナイフはカットの度に拭き取る
紙を剥がす
紙を剥がすと、その跡が付いていました。
紙が付いてた箇所はツルツルした感じですが、中身は半生っぽいです。それは次の写真を見れば一目瞭然。というか、ミディアムレアって、最初に書きましたね。
テリーヌドゥショコラの味わい
たぶん、温めたナイフで切ったから、こんな切断面になったのだと思います。
少し冷めた状態のナイフで切ると、次項の写真のようになります。まぁ、どっちにしろ、美味しいんですけどね。
ガトーショコラなので、チョコレートの塊というか、固めのチョコレートケーキみたいな……。いや、違いますね。
しっとり、なめらかで……う~ん、うまく食感を表現できません。適切な言葉が思い当たらないんですよ。何にも似ていないし。
とにかく、市販のガトーショコラに比べると格段に口どけが心地よく、濃縮されたチョコ成分を摂取した満足感が得られるのは確か。
それでいて、いくらでも食べられそうな後味です。すっと引いていく甘さ、いつまでも味が口に残らない上品さが、その理由でしょう。
噛まずに舌で溶かしてほしいと、個人的には思っています。
溶けてない切断面
少し冷めたナイフで切ると、こんな感じ。
口に入れると溶けるので、見た目ほど味の差はありません。
ただ、切るたびに思ってしまうのですが、ナイフに付いてしまう部分が、もったいないです。
そこも口にすれば いいだけなのですが、漫画に出てくる悪役のように、ナイフに舌を這わせる気にはなりません。危ないので。
ということで、切らずにスプーンですくって食べたくなります。
電子レンジでの加熱
上の写真は、電子レンジで加熱したテリーヌドゥショコラと、加熱前のものです。
冷蔵庫から出した後、温めていないナイフで切断すると、左側のようになります。それを電子レンジで10秒ほど温めると、右のような状態に。確か、500wだったはず。
10秒も加熱すると、プリンのような食感になるので、温めるなら一瞬でいいです。個人的には、温めるのは非推奨ですけど……。
付属物など
一緒に入っていたのは手提げ袋、メッセージカード、チラシです。熨斗やリボン、バースデー用パッケージも選択できますが、自分用なので選びませんでした。
手提げ袋とメッセージカードも「なし」を選べたのですが、現物を見てみたかったので選択。手提げ袋は小さめで、商品が ちょうど収まる大きさです。
メッセージカードは裏面がオレンジで、店のロゴがプリントされています。表面は選んだメッセージ、またはフリーメッセージが書かれています。フリーメッセージにする場合は、通信欄に文章を書くことになります。
原材料
原材料は、カカオ豆、砂糖、カカオバター、バニラエキスなど。
重く感じますが、数値で言えば295gなんですよね。賞味期限は製造日より14日。
保存方法は要冷蔵。10℃以下での保存になります。当然、クール便で届きます。
使用されているチョコレート
- ARAGUANI(アラグアニ):1kg 税抜5,120円
- MANJARI(マンジャリ):1kg 税抜4,600円
- CARAQUE(カラク):1kg 税抜3,730円
フランスのチョコレートメーカー、ヴァローナ社の『グラン・クリュ・テロワール』シリーズと『グラン・クリュ・マリアージュ』シリーズのチョコらしいです。
『グラン・クリュ・テロワール』は原産地限定の高級カカオ。『グラン・クリュ・マリアージュ』は厳選したカカオをブレンドしたもの。
上記の1kgの価格は、記事作成時に見た公式サイトの値段になります。何と言いますか、原材料からして安くないのがわかりますね。
【PR】まとめ
「amazon pay」が利用できるので、普段Amazonを利用している人なら、クレジットカード情報の入力をしなくても、購入が可能です。
注文してから気づいたのですが、「ル・コキヤージュ」のサイトで会員登録すると、すぐに使える300ポイントが貰えるんですね……。それを使えば、もう少し安く買えたのにと、後悔しています。
あと、メルマガ登録すると誕生日月に500ポイント貰える模様。両方を合わせれば、800ポイントですよ。結構、デカいですよね。
いくら食べても胸焼けしないガトーショコラは、どういうものか。
高級カカオの味わいが、どんなものか。
最高金賞の実力は、いかほどのものか。
気になった方は、食べてみてください。美味しいですから。