【2020年版】ゴンチャロフのバレンタイン・チョコレートの感想
ゴンチャロフのバレンタイン・チョコレート2020年版の感想です。上の写真は「アンジュジュ H」と付属の手提げ袋。
2020年に購入したのは、アンジュジュ、リーフティーガーデン、ミニャルディーズ、トムとジェリーの4種類。いずれも缶ケースのもの。
ゴンチャロフ楽天市場店で購入したところ、「転売」に関する注意書きを目にすることに……。2019年のバレンタイン・チョコレートが、Amazonで売っていたのを思い出しました。
当社の商品が許可なくインターネット等で不当に転売されるケースがございます。
アンジュジュ H
アンジュジュは、黒猫のイラストが入ったチョコレートです。お酒は不使用。
Hは12個入りで、税込1,620円でした。
箱から缶を取り出すと、その下にも絵が描かれていて、ちょっと驚きました。マグネット付きの缶で、凝った作りにして1,620円。頑張ってますね。
マグネット付きの缶
マグネット付きの缶だとは知っていましたが、まさかマグネット部分を外したら、そこにも絵が描いているとは思いませんでした。
さすがに、マグネットが付いている箇所には、何の装飾もされていません。「雑」と思うのではなく、むしろ安心しています。
切り取り線と原材料
上の画像をよく見るとわかりますが、缶の台になっていた厚紙には切り取り線が入っているので、そこから切り離すことが可能です。
この工夫、凄いですね……。毎年、気合いを入れてバレンタイン商戦に臨んでいるのが伝わってくるかのよう。
原材料を見ての通り、缶によって中身が異なります。賞味期限は、5月31日。
こちらの商品の販売期間は2020年01月06日10時00分~2020年02月09日10時00分でした。着日は2月13日までの指定。1ヶ月間しか買えないレア商品ですね。
缶の裏
缶の裏にも、原材料表示があります。食品の宿命ですかね。
この文字が円になった並びを見ると、魚の缶詰を思い出してしまいます。
アンジュジュプレーン
1缶につき2個入っているアンジュジュプレーンを並べると、写真のようになります。
色が薄い順に、キャラメル味、ミルク、スイート。キャラメル味は貴重品です。Hにおいて。
味の説明を見ずに食べたので、色が薄いほどミルクよりな印象を持っていました。黒いのはビターみたいに。ミルクチョコレートは、中間の濃さの猫。
昨年は立体ネコ型のを食べましたが、そちらは猫の顔だけなので、ある意味 食べやすかったですね。アンジュジュプレーンには胴体が少し描かれているせいか、妙な罪悪感が襲ってきます。
中身は均一なので、切断しても発見は ないかも。
肉球プレーン
1缶につき1個入っている肉球プレーンを並べると、写真のようになります。
左から順に、ストロベリー、ミルク、ロイヤルミルクティー味です。ミルクは色で推定。スイートは、もっと濃いはず。
説明を見ずに食べた際、ストロベリーに感じた粒々感は、塩気に思えたので塩入系かと勘違いしました。言われてみれば、酸味があったような……。食感は、シャリシャリしていました。
ロイヤルミルクティーは、めっちゃ紅茶のフレーバー。食感は、ちょっとヌルッとする感じのチョコでした。
おそらくは、ミルクの切断面。あまり印象にないのですが、一緒に缶に入っていたチョコの影響か、少しオレンジピール系の匂いがしたような……。
スクエア
1缶につき1個入っているスクエアを並べると、写真のようになります。
左から順に、塩キャラメル、マロン、カカオです。
塩キャラメルは塩の粒々が印象的、マロンはクリーミーでコーヒーっぽい、カカオはビターでスモーキー……というのが、解説を見る前の感想です。
マロンはマロンガナッシュ入り……。気づきませんでした。なんか、コーヒーっぽい気がしていましたよ。見た目がアメリカっぽいし。
カカオは、スイートガナッシュだそうです。
切断面を見ると、切った甲斐を感じますね。他のチョコに比べて、違いがハッキリしてるので。
アンジュジュのまとめ
ぶっちゃけ、この缶が欲しかったんですよ。
でも、想像以上に凝っていて、安い買い物だったと思っています。問題は、この缶を何に使うのか……。
マグネット付きなので、磁力で集められそうなクリップが良いと思いましたが、磁石になったら困るんですよね。磁石を精密機器に近づけたくないし……。
誰かがレビューで書いていましたが、形状的には缶ペース型が一番 使い勝手が良いのかも。丸は、余分にスペースを取られるんでね。
トムとジェリー E
トムとジェリーは、言わずと知れたアニメーションのキャラクター。猫とネズミ。
Eは10個入りで、税込864円でした。
同じような缶のペンケースだけで400円くらいしますから、チョコが10個入って800円台は安いでしょう。販売期間は、アンジュジュと同じです。
チョコレートの構成
缶の中は、写真の通り。
トムとジェリーのオリジナル・チョコレートより、他のチョコレート・シリーズと兼用しているタイプが多いです。
アンジュジュでも見た「肉球プレーン」が、3個入っていますね。
肉球プレーンの感想は、既に書いているので省略します。
ラウンドとロゴプレーン
中央がラウンド、左右にあるのがトムとジェリーのロゴプレーンです。
ロゴプレーンは、茶色がキャラメル風味、黒いのがスイート。
中に、何か入っているわけでは ありません。
アンジュジュプレーンに近い存在ですね。感想も大体 同じ。
「ラウンド(アーモンド)」は、アーモンドガナッシュをスイートチョコレートで包んでいます。
その解説を見る前に食べたところ、「中が柔らかくてクリームのよう。香ばしいナッツ系だなぁ~」という感想を抱きました。
キティ
上の写真は、包み紙を開く前と後。
中身は、キティのミルクと、スイートです。色が薄いのがミルク、濃いのがスイート。
2019年版のアンジュジュでも食べましたが、これも“プレーン”系に近い存在ですね。感想も大体 同じ。
ミニャルディーズ B
ミニャルディーズは「ハイヒール」「コスメ」「宝石」を、デコレーションやプリントチョコレートで表現した新ブランド。
Bは7個入りで、税込1,080円でした。
販売期間は、2020年01月20日10時00分~2020年02月09日10時00分と、アンジュジュより遅め。これの発売を待っていたら、アンジュジュのペンケース型が売り切れるという……。
大人向け
全体的に大人な感じ。でも、お酒は不使用。
付属の手提げ袋は、表と裏で基調としている色が違います。缶はシックなようでいて、細かなところで煌びやか。高級感があります。
ハイヒールショコラ
Bは、ハイヒールショコラがメイン。
ピンクのストロベリー、黒のプレーン、先だけ赤いホワイトレッド、そして一番 派手なのも実はプレーン。誤植かなぁ?
デコレーションは、ピンクシュガーでされている模様。
真ん中に入っているハート型は、ルビーショコラです。
ハイヒールショコラの切断面と感想
まずは、ピンクのストロベリーから。
固すぎず、柔らかすぎないチョコなので、切りやすかったですね。味は、ストロベリーとしか言いようがないですが、全体的に上品な味わいでした。
安いチョコ菓子のストロベリー味にあるような“しつこさ”がない。そういう意味での上品さです。表面に付いているのは、金粉。
プレーンは、言い方を変えればビターですね。表面にあるのは銀粉。ここまで食べていて思ったのは、見た目から受ける印象以上に量が少ないということ……。
ホワイトレッドは、切ってしまうとカニカマ感がありますね。味は、思い切りホワイトチョコレート。
派手なハイヒールは、グレープ風味チョコレートに、ピンクシュガーのトッピング。ザラメっぽいジャリジャリした食感でした。
このグレープ風味に関しては、駄菓子で味わった記憶があるグレープでした。懐かしいような、でも思い出せない。商品の解説を見るまで、ずっと そんな感じでした。
ルビーショコラの切断面と感想
こちらも柔らかいチョコレート。
中には、ハイヒールショコラと同じ“グレープ風味チョコレート”が入っていました。
公式の解説によれば、フランボワーズガナッシュを鮮やかな赤い色に仕上げたそうです。
リーフティーガーデン H
リーフティーガーデンは「ウバ」「キーマン」「ダージリン」をはじめ、「抹茶」「ほうじ茶」などのお茶に注目した新ブランド。
Hは9個入りで、税込1,188円でした。
販売期間は、ミニャルディーズと同じ。新ブランドだから、遅めなんでしょうかね。
リーフティーガーデンの缶と袋
扇を広げた女性がトレードマーク。
デザイン的には、雑多な印象を受けます。
ティーセットなチョコレート
お茶がコンセプトなのは、チョコレートの形でわかります。
視覚の次は、嗅覚で「あぁっ、お茶だ」となるでしょう。缶を開けた後に、ふわっと広がるんですよ。主に紅茶の香りが。
ミニカップチョコレート
ミニカップチョコレートは、ダージリン、抹茶、ロイヤルミルクティー風味、ほうじ茶の4種。
伏せている状態がデフォルトなので、逆にすると オタマジャクシっぽい……。
中に何か入っているわけではないですが、それぞれが各々の“お茶”の味を出しています。
ダージリンは、いかにも紅茶のチョコレートという味わい。ロイヤルミルクティーは、ホワイトチョコレートのシャリシャリ感があります。
ぶっちゃけ、ほうじ茶と抹茶の味は似ていますが、抹茶の方が渋みがある気がしました。
全体的に言えるのは、クリーミーで甘みが強くないということ。
ティーポット型プレーン
ティーポット型プレーンチョコレートは、世界三大銘茶の「ウバ」「キーマン」「ダージリン」の3種。お茶に詳しくないので、ダージリンしか知らないという……。
この「リーフティーガーデン H」には入っていないですが、他に「アッサム」「抹茶」「ほうじ茶」のティーポット型プレーンチョコレートもあります。
写真は、ウバの切断面です。
ウバは、ミルクチョコ×紅茶チョコ+ホワイトチョコ。お茶系チョコの組み合わせが、ティーポット型プレーンチョコレートなので、そんな感じ。
感想も、先のミニカップチョコレートのにプラスαといったところ。
ただ、口の中でパーツ単位に分裂し、上の部分のチョコと、ベースのチョコを別々に味わうことも……。
「キーマン」は、ベースがホワイトチョコなせいか、口の中で溶けるのが他より早かったです。
ガナッシュチョコレート
写真は、アールグレイのガナッシュチョコレート。
上にのってるのは、茶葉。アールグレイのガナッシュをミルクチョコで包んでいて、噛むと「中が柔らかいな」と気づきます。
不思議と、サッパリしているので、最後に食べるといいかも。
プレーンチョコレート
スクエア型のプレーンなスイートチョコレート。
文字がプリントされているタイプもあります。
このチョコだけ、他より固いです。そして、普通。
お茶系チョコを食べ続けた後だと、この「普通」という感想に行き着きます。
最後に
幾つものチョコを食べていくと、同じ“味”に遭遇します。
味は同じでも、形は違っていたり、包装が違っていたり、入っているシリーズが違っていたりと、出会い方が違う……。
ひとつの会社が、幾つものバレンタイン・ブランドを手掛けるには、こういった見せ方の違いを工夫する必要があるんだなと、食べていて思いました。