「Fry's Chocolate Cream」の感想
「Fry's Chocolate Cream」の感想です。
「Fry's」の「フライ」は、ジョセフ・フライのこと。1847年に、カカオマスにココアバターを加え、固形チョコレートを生み出した人物です。
でも、パッケージは「SINCE 1761」とあります。まぁ、ジョセフ・フライの曽祖父が、ココアの製造を開始したのは1750年代らしいので、設立年なんでしょう。小さな店を購入した年らしいですが。
キャドバリーとの関係
パッケージの裏には、キャドバリー社のサイトアドレスが載っています。「www.cadbury.co.uk」がそうです。
フライの会社「J. S. Fry & Sons」が、キャドバリー社と合弁会社を作ったり、一緒になったりしたので、キャドバリーの名があるんでしょう。
そのキャドバリーも、2010年にクラフトフーズが買収しています。
フライ家、キャドバリー家、それからラウントリー家は、同じクエーカー教徒で仲が良かったそうです。詳しくは下記リンク先にて。
限られた素晴らしい調理
この商品は、Amazonで購入しています。
ショップ名は「限られた素晴らしい調理」ですが、訳さなければ「Cooking Marvellous Limited」です。
配送業者は、Royal Mail。発送から、1週間ちょっとで届きました。海外からなので、配送状況に表示される「お届け予定」はアテになりません。
Amazonの商品ページでは「Fry」が訳されてしまい、「稚魚のチョコレートクリーム」という商品名になっています。「Fry」には「稚魚」という意味もあるので。
チョコレートクリームの感想
外袋に「3PACK」とある通り、中には3本のチョコバーが入っています。
2袋で579円、それに送料が1,249円でした。先の納品書の通りですね。
安くない送料を払ってまで買ったのは、チョコレートの歴史を調べた際に、目にした「フライ」の名が入った商品を手に取るため。
チョコレートクリームのカロリー
100gあたり1744kJ、414kcalです。
1本49gなので、1本分では その半分くらい。袋込みで測ると、51.3gあります。
割れていて、溶けている
内側にプチプチが付いた紙袋に入っていたとはいえ、海外から移動してくる間に衝撃は受けるでしょう。
「英国ネスレ ギフトボックス」を買ったときは、まだ箱入りだったので良かったのですが、今回は違ったようです。パッキリと折れていました。
気になるのは、水滴が付いている箇所と、乾いている箇所があること。袋から出す前、冷蔵庫に入れていましたが、どうして こんな差が……。
チョコレートクリームの切断面
中は涼しいくらいに白っぽい。
16進数のカラーコードで言ったら「#A6A49F」くらいの色で、RGBならR:166、G:164、B:159。
この白い部分がミントっぽい気もするんですが、全体的に甘ったるいので、他の要素が消え失せてしまう……。
何というか、下品な甘さ。そんな感じ。
海外のチョコでは、割と珍しくないですが、個人的には好ましくない部類です。好きな人は、好きみたいですけども。
別の1本
2本目、これは溶けてない。
袋からしぼり出す際に、持っている部分が割れた可能性あり。ということで、先の1本の溶けた原因は「持ち手から伝わる熱」と思いましたが、直に持っていたわけじゃないので何とも……。
それにしても、妙な水滴の付き具合でした。
2本目は苦いコーヒーを飲みながら食べたので、前ほど甘さを気にせずに食べられました。
水滴の正体
押し出すときに割れた。その可能性を無くすため、袋の両端をカットし、袋を開いてみることに……。
写真を見ての通り、既に割れていました。力強く持ったとか、そういうことは ありません。少なくとも私は。
そして、水滴の正体が判明。
内側の白っぽいのでした。
写真では、チョコに厚みがあるように思えますが、軽く噛んでもパキッと割れるので、少しの衝撃で こうなっていたとしても不思議はありません。
でもって、ヒビから中身の水分が流出。そんな感じでしょうか。
まとめ
チョコレートに「FRY」の文字があるとか、溝で割れそうとか、そういうことよりも、ベタッと味蕾にへばりつくような甘さにやられました。
上の写真は、梱包していた袋にあったマークです。クッション入り封筒の会社ですね。