オーガニックカカオニブス100%の感想
カカオ豆を砕いた「オーガニックカカオニブス100%」の感想です。輸入者は、ココナッツキュア株式会社。まずは、その会社の話から。
ココナッツキュア株式会社
ココナッツキュア株式会社は、神奈川県相模原市にある会社です。全日本を中心に、オーガニック食品のトータルアドバイスをしているそうです。
社名にココナッツとある通り、ココナッツオイル、ビネガー、シュガーなどを取り扱っています。
フィリピンのミンダナオ島に、管理しているココナッツファームがあります。ここではココナッツ以外に、カカオやコーヒーも植えているので、「オーガニックカカオニブス100%」のカカオは、ここで栽培されたものでしょう。原産国にフィリピンとありますし。
この会社のページで興味深かったのは、「ココナッツ庁 Philippines Coconut Authority」の話です。
フィリピンには日本でいう「金融庁」や「消防庁」の様な「ココナッツ庁 Philippines Coconut Authority」というものが存在します。
カカオニブス100%の栄養分
以下は、100g当たりの栄養分です。
項目名 | 内容 |
---|---|
エネルギー | 629kcal |
タンパク質 | 13.4g |
脂質 | 51.3g |
炭水化物 | 28.4g |
ナトリウム | 0g |
食塩相当量 | 0g |
コントロールユニオン
「オーガニックカカオニブス100%」は、コントロールユニオンによって、有機認証を受けています。
たぶん、独立した国際貨物調査&監督に特化した国際企業グループの認証を受けたということなのでしょう。
カカオニブとココアとの違い
「そもそも、カカオニブって何? ココアと違うの?」みたいに思う人もいるでしょう。
カカオニブは、カカオ豆を砕いて、皮を取り除いたものです。カカオニブを炒ってすり潰すと、カカオマスになります。
このカカオマスを圧搾。いわゆるプレスすると、ココアケーキとココアバターに分離します。
このココアケーキを砕いて、細かな粒子にしたのがココアパウダー。つまり“飲料用の粉末ココア”なので、カカオニブとココアとの違いは、加工前と後みたいなものです。
成分的には、ココアバター分があるカカオニブ。それが無いココアパウダーですが、粉末ココアは味付けされてますので、他の要素も入っていることでしょう。
と言うか、バンホーテンのピュアココアを見ると、「名称:ココアパウダー(ココアバター22%~24%含有)」とあります。また入れて、調整してるんですね……。
カカオニブス100%の味わい
袋を開けると、カカオの匂いが漂います。でも、チョコレートのそれとは違って、少し酸っぱそうな匂いです。これがテオブロミンでしょうか。
そのまま食べたときの感想は、次の通り。
まず、苦いです。あと、固い。
チョコチップっぽいですけど、砂糖が入ってないので甘くない。なのに、不思議とチョコを食べている味わいがあります。
砂糖抜きでカカオ成分だけ味わいたい人には、こっちの方がいいかもしれません。一度に たくさん食べるようなものじゃないですけど。
カカオニブスの食べ方
パッケージ裏では、以下のような食べ方が提案されています。
- ドライフルーツやナッツと一緒に
- シリアルやヨーグルトに混ぜて
なお、「オーガニックカカオニブス100%」には、1日25gを目安に摂取とあります。
カカオニブを使ったレシピを見ると、チョコチップ感覚で用いられていることが多いように思えました。例えば、クッキー生地に混ぜ込むとか、アイスに入れるとか……。
あとはまぁ、グラノーラやスムージーに混ぜる人もいましたね。なんだか、チアシードを思い出します。スーパーフードという共通点もありますが。
ただ、「オーガニックカカオニブス100%」は固いので、食感的に相性が悪くなりそうな気も。水分に浸すことで、柔らかくなれば別ですが。
チーズと一緒に
ローストしたカカオ豆「マヤカカオ」でも同じことを書いていますが、チーズとの相性は悪くないでしょう。
まぁ、カカオ豆を砕いて皮を取り除いたか、そうじゃないかの違いなので、食べ方も似てきますし、感想も近いところがあります。
カカオニブスの飲み方
太古のレシピに倣うのであれば、飲み物として味わいます。
すり潰した後、香辛料、唐辛子、アチョテ(ベニノキの粉末)、トウモロコシの粉を入れ、水や湯に溶かして泡立てて飲むのです。バニラや蜂蜜を加えたという記述もありました。
まぁ、それをやるなら、パウダー状になってるのを買った方が早いですけど。