ルビーチョコレートの感想|TOMIZ(富澤商店)
TOMIZ(富澤商店)の「ルビーチョコレート」の感想です。
ルビーチョコレートは、第4のチョコレートとして話題の新種。
2017年に、スイスにあるチョコレート会社「Barry Callebaut(バリーカレボー)」が発表し、同社からは「カレボー ルビーチョコレートRB1」が出ています。
でも、RB1は買いづらいと言いますか、在庫切れだったので、TOMIZ(富澤商店)の「ルビーチョコレート」を購入。ちなみに、RB1は1.5kgあって、5,000円近くします。
In September 2017, Barry Callebaut unveiled its fourth type of chocolate: Ruby. This chocolate is made from Ruby cocoa beans.
引用元:Full-Year Results Fiscal Year 2016/17 of the Barry Callebaut Group | Barry Callebaut
TOMIZを運営する富澤商店
「TOMIZ」というのは、富澤商店のショップ名&通販サイト名。お菓子の材料、パン材料の専門店です。
自社サイトのほかに、楽天市場店、Yahoo!ショッピング店などがあります。直営店は、全国に81店舗(記事作成時点)。百貨店や駅ビルに入っています。
株式会社富澤商店は1919年創業、1949年設立の東京都千代田区に本社がある会社です。主な事業は、製菓や製パン食材の卸販売、専門店の運営など。
TOMIZとカレボーとの関係
「TOMIZ」のルビーチョコレートのパッケージに「カレボー」の文字はありませんが、取り扱い商品には以下のような商品名も。
- カレボー823 クーベルチュールチョコ・ミルク
- カレボーW2 ホワイトチョコレート
- カレボー811 クーベルチュールチョコ・スイート
- カレボー3815 クーベルチュールチョコ・ダーク
- カレボー70-30 クーベルチュールチョコ・EXダーク
富澤商店のサイトでは、カレボーのチョコレートを取り扱い始めたことが記載されています。引用元のページには、チョコ別のレシピもあるので、お菓子作りが好きな人は、行ってみるといいかも。
カレボーのチョコレートの特徴として、溶かしやすさが挙げられています。
TOMIZでは昨年秋より、カレボーのチョコレートの取り扱いをスタートしました
引用元:カレボーで叶う! 極上のバレンタイン | お菓子材料・パン材料なら製菓材料専門店TOMIZ(富澤商店)通販サイト
ベルギー産
ルビーチョコレートは、原産国がベルギー。パッケージの表にも、「BELGIAN」と形容詞で書かれています。ベルギーの公式な英語表記は、Kingdom of Belgium だそうです。
国名の形容詞化は、日本なら「Japanese」で「日本の」に。「Spain」が「Spanish」に、「America」が「American」にと、幾つかパターンがありますよね。
バリーカレボー社は、ベルギーのカレボーとフランスのカカオ・バリーが合併し、設立された会社です。なので、ベルギー産とあると、ベルギーの工場で作ったのかなぁ~と思ってしまいます。
加工者に株式会社アルムとあるので、そちらで確認しようとしたところ、サイトがリニューアル準備中。う~ん……。
余談ですが、他にカレボーの商品を扱っている会社には、株式会社前田商店があります。カレボー・クーベルチュールを初輸入したところで、ベルギーの工場へ視察にも行っている模様。
日本にも、バリーカレボーの工場はあります。提携している森永製菓が使っていたものを譲り受け、日本での生産拠点とした兵庫県尼崎市の工場が最初。2013年には群馬県高崎市に移転し、チョコレート原液を作っています。
バリーカレボーは森永製菓とチョコレート原液の供給で業務提携しており、新工場の生産するチョコレートの過半は森永製菓に供給する計画。今後は森永製菓以外の製菓会社や食品メーカーにも拡販し、3年で生産能力を2万9000トンに増やす。
ルビーチョコレートの感想
で、肝心の感想ですが……。
まず、大きさが直径1cmくらいなので、非常に小さく感じます。この粒のことを「カレット」と言うらしいです。カレボーのテンパリング動画でも、そう言っています。
手に取ると小さいと思いますが、製菓材料として溶かすなら、あまり大きいと作業しづらいのでしょう。
そのまま食べてみた感想ですが、噛むとルビーチョコレート特有の酸味が広がり、滑らかな舌触りを堪能できます。
まぁ、1粒くらいだと、ほのかな酸味と甘みを一瞬だけ感じ、物足りなさが残るかもしれませんが……。
パッケージ裏の解説には、フルーティな風味とフレッシュな酸味が特徴とあります。
言われてみると、フルーティな気がしてきました。
なお、TOMIZのサイトでは、50%OFFやプレゼント系のクーポンを配布していることもあるので、購入を検討している人は要チェック。
まとめ
お菓子材料の「TOMIZ」で売っているものなので、溶かしやすいチョコレートでしょう、たぶん。
そのまま食べた感想は先の通りですが、溶かしても同じ風味だとすると、ルビーチョコレートを知らない人に食べさせた場合の評価は、大きく分かれる気がします。
というのも、従来のチョコレートのイメージにはない要素があるので、知らない人は「変な味」と言いかねない……。いわゆるチョコレートの味を期待すると、「何だ、これは?」になりそうという意味で。
なので、もしも手作りしたものをあげるのなら、ルビーチョコレートであることを伝えた方がいい気がします。
中には「普通のチョコレートより、サッパリしていていい」と言う人もいるでしょうけど……。
チョコレートは、カカオの産地や種類によって、テンパリングの適温が違うそうですが、ルビーチョコレートって何度なんでしょうね。