「モロゾフ フェイバリット」の感想

モロゾフ フェイバリット

モロゾフのチョコレート「フェイバリット」の感想です。

洋酒不使用のチョコレートが6種類。合計20個入りの商品で、価格は税抜き1,000円。

通販サイトでも購入できますが、こちらはショッピングモールで買いました。

 

モロゾフについて

モロゾフの案内

公式サイトや商品に同梱されている案内には、『1931年、神戸トアロードのチョコレートショップからスタートした』とあります。

トアロードは通称で、由来には諸説あるとか。詳しくは、神戸トアロードのサイトにて。

「トアホテル」ができた頃から、「トア・ホテル・ロード」などの変遷を経ながら、少しずつ「トアロード」と呼ばれるようになったという説が有力です。

引用元:神戸トアロード -TOR ROAD-

同じ神戸の洋菓子メーカーには、ゴンチャロフがあります。

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コスモポリタン製菓

モロゾフの包装紙

「モロゾフって、響き的にロシアかな? 社名は、人物名から?」と思い、調べたところ「コスモポリタン製菓」に行き着きました。

既に廃業した会社なので、公式サイトは ありません。某フリー百科事典によれば、創業者はヴァレンティン・フョードロヴィチ・モロゾフ。戦前に「バレンタイン製菓店」としてスタートしています。

また、創業者の父 フョードル・ドミトリエヴィチ・モロゾフが、「モロゾフ洋菓子店」を開店し、現在のモロゾフと袂を分かつ経緯も書かれていました。

何と言いますか、裁判によってモロゾフ一家を 「モロゾフ」 から排除し、商標権を奪った話です。諸説あるそうですが……。

スイートポテトプリン

モロゾフ株式会社の会社サイトには、「モロゾフの歩み」という沿革ページがありますが、モロゾフ氏の名前は出てきません。でも、日本で初めてのバレンタイン広告を掲載した会社なのは抑えています。

まぁ、バレンタイン・チョコレート普及を語るうえで、外せない会社なのは確かでしょう。

なお、バレンタインチョコレートを発売したのは1932年。会社を代表する商品であるカスタードプリンを発売したのは1962年。上の写真は、紅はるか使用のスイートポテトプリンです。

英字新聞「ジャパンアドバタイザー」に日本で初めてのバレンタイン広告を掲載

引用元:モロゾフの歩み | 会社情報 | IR/会社情報 | モロゾフ株式会社

 

三幸産業

三幸産業

原材料表記にある販売者は、モロゾフ株式会社。住所は本社のもの。

加工所は、大阪の三幸産業株式会社です。ここでパッケージングされているのでしょう。

作りかけの会社サイトには、『包装資材全般取扱、菓子・食品のアソートメント、紙器組立加工』とあります。

上の写真で見てほしい箇所は、保存方法です。25℃以下の部分。

冬期限定チョコだと、このくらいの温度は珍しくないですが、そうじゃないのでは低めだなと……。季節に関係しないものだと、28℃以下と書かれているケースが多い気がします。

冬期限定チョコ

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透明なカバー

透明なカバー

その三幸産業が、パッケージングで良い仕事をしていると思ったので、透明なカバーを取り上げます。

「モロゾフ フェイバリット」では、チョコの形に合うよう、透明なカバーが被せてあります。

このカバーがあるお陰で、逆さまにしても平気。箱にこすれてチョコが痛むこともないという……。実にギフト向けな仕様ですね。

 

チョコレートの感想

チョコレートの解説

高いチョコレートには ありがちな解説書も入っています。

説明書に載っているけど、20個入りに入っていないのは、ジャンデュイヤ、プラリネ、カフェオレ。

ラグビーボール状のチョコは、カカオポッドを模しているようです。

チョコレートの解説

チョコレートはいずれも、常温に馴染ませてから食しています。

 

プレーンチョコレートの感想

凹凸セミスイート

まずは、あまり違いの無いセミスイートから……。

説明には、『違いを楽しむチョコレートのかたち』とありますが、あまり違いは感じませんでした。

写真は、表面の凹凸が素材の香りを引き立てるタイプらしいです。

香りのことを一切気にせずに食べてしまいました。

割と固めでしたね。色が黒いほどビターで、薄くなるほどミルク感が増します。

らせん状セミスイート

次に、らせん状タイプ。

細かな起伏で、キラキラと輝くツヤを表現しているそうです。

味は、凹凸があるのと同じように感じました。

 

ゆるやかな傾斜セミスイート

ゆるやかな傾斜タイプ。

らせん状に比べ、バリアフリーになっています。

なめらかな口どけが特徴らしいですが、他より薄いので口どけも早い。

プレーンチョコレート

カカオポッド型プレーンチョコレート。

カカオポッドに関しては、下記リンク先にて。

カカオポッド

カカオの品種と歴史

カカオは、神々の食べ物だった。その事実を検証。

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プレーンチョコレートは、色が濃い方から順に、カカオ70%、ミルク、エキストラミルク、ホワイトのはず。説明書には、ミルキーブロンドもありますが、たぶん写真のはエキストラミルク。

何にせよ、感想は上記のものと大差ありません。固めのもありましたが、これは柔らかくて歯に付く感じ。ニチャッとすることも……。甘いようでいて、そこまで甘くないので、一気に食べれるかも。

 

ペアリングチョコレートの感想

&フルーツ

ここからは、『チョコレートの素材の魅力を引き出す素材とのペアリング』がウリのペアリングチョコレートの感想です。

写真は「&フルーツ」です。

左がパッションフルーツで、中のクリームはアンズっぽいですね。パッションフルーツは、トケイソウ科の果物ですけど。まぁ、甘酸っぱいってことです。

右は、フランボワーズで、こちらも甘酸っぱい。よくケーキにも使われてる感じのソースです。フランボワーズは、ラズベリーのこと。

&コーヒー

写真は「&コーヒー」です。

中は少しトロッとしていますが、コーヒーっぽさを感じなかったような……。

&ナッツ

写真は「&ナッツ」です。

左がアーモンドクランチですが、砕いたアーモンドの粒が小さいので、クランチ感が薄い。

右はカカオニブで、こちらも粒が小さいので、カカオニブの苦味よりも、チョコの甘みが勝ってるという……。

オーガニックカカオニブス100%

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&キャラメル

写真は「&キャラメル」です。

左がプレーンで、右がサレ。たぶん、サレはフランス語で言うところの塩辛い。

どちらも とろ~りとしたキャラメルクリームが入っていますが、塩味の効いたサレの方が、食べやすかったですね。プレーンだと、甘すぎるんですよ。

 

まとめ

全部で20個ありますが、プレーンチョコは基本的には同じなので、13個ほどは「ミルクからビターへと、色が濃くなるほど苦味が増す」くらい感想しかありません。

中にクリームが入っているタイプの方が、味としては面白かったですね。ちょっとした違いで、印象が変わるもんだなと……。

 

チョコめも